1971-01-28 第65回国会 衆議院 予算委員会 第1号
しかし惰性農業では成功はない。抜本的なもの、やるべきものは大胆に、そのかわり大胆なる保護と指導もしてもらいたい。中途はんぱでは農業は立て直らないと私は思う。一年二年じゃありませんけれども、気長に、だか基本だけは早く立ててもらいたい。やることは順次行なってもらいたい。今日日本の農業は混迷しておるが、また日本の農業ぐらい一を教えれば直ちに十につながる組織と秩序を持っておるものはないと思います。
しかし惰性農業では成功はない。抜本的なもの、やるべきものは大胆に、そのかわり大胆なる保護と指導もしてもらいたい。中途はんぱでは農業は立て直らないと私は思う。一年二年じゃありませんけれども、気長に、だか基本だけは早く立ててもらいたい。やることは順次行なってもらいたい。今日日本の農業は混迷しておるが、また日本の農業ぐらい一を教えれば直ちに十につながる組織と秩序を持っておるものはないと思います。
いままでの農林省の惰性農業から、ひとつ画期的な農業に入るのだという意欲だけでもあるいうことで、大いに称賛していいと思うのですが、それだけに、経験の少ないものでありますから、あぶないということも言えないわけはないと思うのです。そこで、自信のほども弱まってくるのだと思いますが、私は、自信がないからけしからぬなどということは申し上げません。
もしこのまま放置いたしますならば、わが国の農業は老人の惰性農業から崩壊の道をたどるでありましょう。 そもそも、いずれの国といえども、農業国から近代的工業国に発展する当初には、存在しない工業から税収を得て国の財政をまかなうわけにはいかないのでありますから、財政は農業者に依存しつつ、工業を育成して参るのであります。
もしこのまま放置いたしますならば、わが国農業は老人の惰性農業から崩壊の道をたどるでありましょう。 そもそも、いずれの国といえども、農業国から近代的工業国に発展する当初においては、存在しない工業から税収を得て国の財政をまかなうわけにはいかないのでありますから、財政は農業者に依存しつつ、工業を育成して参るのであります。